誠心館の講師をして身についたこと

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こんにちは。講師の中村元幾です。

私が誠心館で講師を始めたのは2013年の2月からで、早くも2年半が経とうとしています。生徒たちや誠心館には色々な経験を積ませていただきました。本当にありがとうございます。

「勉強は他人に教えられるようになって一人前」とはよく言ったもので、この他人とはある特定の生徒ではなく、生徒の皆さん全員のことです。もちろん実際にどんな人にもわかりやすく説明するというのは簡単ではないことは確かで、それはこれからも精進していかなければいけないことです。

多くの大学で4年生から始まるセミナーでは、担当してくださる先生、教授、先輩に対して学生が授業と似た形で自分の研究内容を発表する時間が設けられます。自分では「わかっている」つもりでも発表内容の不備を先生に指摘され、それに答えられないのでは「わかっている」ことにはなりません。

いかに正確に、簡潔に言いたいことを伝えるか、また質問に対してわかりやすく答えることができるかが大切になります。
誠心館で働くようになった前後の時期のセミナーを比べると、その力が身についてきたのは確かだと実感できます。

生徒の皆さんももし黙々と勉強することに疲れてきたら、何人かで先生役と生徒役に分かれ、授業をしてみるというのもおもしろいかもしれませんね。自立学習の確立と同時に人に教えられる力を身につけてほしいと思います。

これまで一緒に成長してきてくれた生徒には感謝の言葉しかありません。これからもよろしくお願いします。