平均点と偏差値

DSC03770

こんにちは、上熊須です。

今回は平均点と偏差値について話したいと思います。

中学校の間はあまり関係はありませんが、高校に行って大学入試対策をすると必ず偏差値の話題があがります。この学校は偏差値いくらが必要だ、など学力を示すパラメーターとして使われることが多いです。

偏差値がいくらだからこの大学に受かるなど考えている人も多いと思います。しかし、この偏差値には結構大きな罠があるのです。2つ具体例を挙げたいと思います。

1つ目は、分布の形によって偏差値が高く出やすかったり出づらかったりなどすることです。模試では4割くらいが平均点で、2割~5割に多く人がいることが多いですが。こういった場合は少し点が上がるだけで偏差値が高くなりやすいです。しかし、2割~8割にまんべんなくばらけていたり、山が2つあったりすると点が少し上がった程度では偏差値は上がりません。

2つ目は、受ける学生の学力によって偏差値の価値が変わることがあることです。有力な進学校のみが受けている模試では、問題の難度が高く点数や偏差値を出すのが難しいですが、全国模試など学力に関係なく全員が受けている模試では問題が簡単で点数も偏差値もより高くでます。

そのため、ただ偏差値というだけでも、いろいろな偏差値があります。どの模試でどの偏差値が取れれば十分かはしっかりと確認しておきましょう。

目的から出発する

DSC03317

 

講師の宮本です。就職活動も大詰めを迎え、非常に胃が痛い時期が続きます。8月の内定解禁までに何とか目途をつけたいところです。

企業との面接で繰り返し使っている言葉に、目的をちゃんと見定めて行動することができるのか、というものがあります。例えば入社して働くとき、持てるスキルを存分に発揮して活躍することができる、これは大いに結構なわけですが、これだけでは物足りない。そのスキルを正しい方向に向けるための指標が必要なわけです。

それが目的というものになります。まず目的からスタートし、そのうえで客観的に現状を分析する。すると目的と現状にギャップが見えてくるわけですから、これを課題ととらえる。この課題を解決するためにいろいろな努力をするわけです。

これが学習においてもあてはめることができる。将来の目標を実現するために現状不足しているものはなにか、それを埋めるために努力をしよう。これを経てはじめて効率的な学習ができるのです。

担当している生徒たちにも問題の解説をするだけでなく目的・目標の視点から勉強する考え方も伝えていきたいと思います。

”塾講師”

DSC03728

 

こんにちは、講師の伊東です。今日は“塾講師”についてお話ししたいと思います。

私は大学に入ってから講師のアルバイトを始め、家庭教師と塾講師を経験しました。他のアルバイトもたくさんある中で講師を選んだ理由は、単純に私がメニュー等を覚えられそうにないというのもありますが(笑)、なんといってもやりがいを感じるからです。

人に教えるのは難しく、生徒によって成績や理解力はバラバラなので一通りの教え方では理解してもらえないことも多いですが、どう言ったら伝わるかなと模索し、ちゃんと伝わって正解してくれた時はとても嬉しく感じます。また、理解してもらえるように工夫することが、私自身のスキルアップに繋がっていると思います。

生徒との信頼関係の構築や、授業の雰囲気作りも講師の重要な役割で、これがしっかり出来ていないと円滑な授業はできないと思っています。生徒とたくさんコミュニケーションをとったり、出来るだけ面白い表現を使ったりして生徒が受け身ではなく能動的になってくれる授業を目指しています。

私が受験生で塾に通っていた時に、いつも的確に教えてくれて一緒に考えてくれる大好きな講師がいました。勉強するためなのはもちろんですが、その人に教えてもらいたくて塾に行っていた節もあります(笑)誠心館の生徒たちにも、先生に教えて欲しいから来た!と言ってもらえるようにたくさん話をして信頼してもらい、伝わる指導をするのが私の今の目標です。

「物で釣る」のはありか

DSC03522

 

こんにちは、講師の木村です。

「試験で○○点取ったらあれを買ってあげる」みたいに物で釣って子供を勉強させるのは良くない、本人の為にならないし勉強に対する知的好奇心を持って自主的に勉強するようになるのが望ましい。といった内容の話を昔聞いたことがあります。

私はこの意見についてどちらかと言えば反対です、さっきの話は理想ではあるかもしれませんが現実的ではないなあと思うからです。
そもそも知的好奇心というのは勉強を進めていって勉強が分かってくる過程でそれが面白いと感じてくるものであると思っているので、勉強が嫌いなのに知的好奇心が急にどこからか湧いてくるというのは少し想像しにくいですね。

そういう子に勉強させるためにはとりあえず物で釣るのは悪いことではないのではないでしょうか。最初は物のために勉強していた子たちもそのうち知的好奇心がついて自ら勉強するようになるかもしれません。

私も友人も中学生の時はそんな感じで勉強したことを思い出します。

教育としての部活

DSC03572

 

こんにちは。講師の中村です。

みなさんは部活をされていましたか。どの学校も何十もの部活動があり、たくさんの学生がその活動に勤しんでいることと思います。社会人になるとどうしても趣味に費やす時間が取れないということもよく聞くことを考えると、部活動というのは様々な体験をする非常に貴重な機会です。

部活動は学校生活をともにする仲間と一緒に活動をし、価値観を共有したり、もちろん喜んだり楽しんだりするという点で教育の一環ということができます。またコンクールや対外試合などで他の学校の学生と交流ができるということは、とてもいい繋がりを持てるということです。何より部活動を最後までやりきったという達成感は何にも代えがたいものがあります。

私も大学でバスケ部に入ってもう7年目になるのですが、つい先日6月の4週目に1週間丸々仙台に「七大戦」という試合に行ってきました。「七大戦」とは北海道大学、東北大学、東京大学、名古屋大学、京都大学、大阪大学、九州大学の年に1回の大規模な定期戦で、今年大阪大学は男子は優勝、女子は準優勝という結果を残すことができました。
みんなで一丸となって何かを目指すというのは楽しいですし、そのために話し合いをして目標に向かって活動し、他大学と交流をするということはとてもすばらしい経験になると実感しました。

もちろん学生である以上は勉強をすることが第一です。しかし、将来社会生活をしていくことを考えると興味があることはどんどん挑戦していってほしいですし、それは必ずプラスになると思います。そのために部活動は最良の環境ではないでしょうか。