本日の授業

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こんばんは、森下です。

今日は中学一年生を中心に授業を行いました。
また、中学一年生にとっては本格的なテストが差し迫っています。今までの小学校の時とは違うであろうテスト形式に緊張していたり、不安な様子を浮かべている子もいました。

数学は話を聞いている限り、小学生の復習を中心にテスト範囲があるようです。新しいところはさほど出ないようで、生徒たちから範囲を教えてもらったときに思わず、「狭い!」と言ってしまいました。
英語もまずはローマ字であったり、アルファベットに慣れるところから出発しているらしく、教科書の範囲はほどんど手がついていないようです。(あくまで、生徒たちからの話を聞いて、私が推察しているだけですが)
英語は慣れ親しんでいる子ならともかく、初めてアルファベットに触れる子はきっと、未知の領域かもしれないと思いました。また、数学で今授業を行っている「正負の数」もまた、おっかなびっくりで勉強しているという子が多いようです。

英語はこれから始まっていくのでともかく、数学はまず、小学生の範囲、算数ができていないとつまずくことの多い教科です。
私は必要だと判断した時には、小学生の範囲の復習から行ってもらいます。プリントで何度も解いてもらったり、一枚の用紙にこれでもかと図説を行ったり……と私を含めて講師側はあの手この手で理解してもらおうと画策します。

今日も「公約数」と「公倍数」の問題があやふやだった生徒に倍数や約数を実際に考えてもらいながら、解説を行いました。一つ一つの言葉の意味や、どこまで理解しているのかを確認しながらの作業です。何度もしつこいくらいに質問を投げかけます。
また、正負の数の感覚がわからないならば、数直線を大きく引っ張って矢印をたくさん引っ張ったり、青色やオレンジ色の色のあるペンを多様して図説をしたり、もしくはトランプを使ってゲーム感覚で覚えてもらうこともしました。

最後の方はすっきりとした表情で問題を解けるようになっていたので、こちらとしては一安心でした。

集中力!

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5月2日(金)金曜日の様子。

奥は中村(宏)先生が荒中1年生と2年生の数学を指導、手前は森下先生が東中1年生、荒中2年生、荒中3年生を指導中! 皆、静かに真剣に勉強しています。

この日もいつも通りに空気がピーンと張っており、生徒たちの集中力が伝わってきます^^

さらに手前では阪神昆陽高校3年生も志望校の過去問を持参して解いております。

過去問に関しては中村(宏)先生が教科毎の比率・傾向と難易度を分析して残りの期間からやるべき内容をまとめてくれました!入試までの時間が限られているので、あとは全力で勉強するのみです。一緒に伴走するので夢に向かって悔いのないようにがんばってください^^

 

授業が終わると各講師たちがTくんはどうしたほうがいいとか、Rさんには何をさせるべきという報告をしてくれるので、一緒に今後の指導内容を考えます。生徒たちを本気でよくしたいという気持ちがビンビン伝わってきます。

講師が本気になると生徒も本気になりますし、生徒が本気になると講師も本気になります。それは講師と生徒間のやりとりや教室の空気でも手に取るようにわかります。

そんな本気になれる空気は誠心館教室の「場の力」も少ならず影響していると思います。

この日は4人の生徒が初授業でした。                                                                         生徒たちが「誠心館にしてよかった!成績が伸びた。勉強のやり方と意味がわかった。」と喜んでくれるように講師と共に頭と身体をフル回転させてまいります。

さらには一人ひとりの保護者様のご期待に沿えるようにがんばります^^

今日もブログを読んでいただきありがとうございました。

中間テストの計画書作成

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荒牧中学2年は早くもテスト範囲が発表されました!

そこで昨日は中村(元)先生がリードして3人の生徒が計画書を作成しました。前回のテストの点数と今回の目標点数、テストまでに何をやるべきのか? 家ですること、教室ですること、どの単元をどれくらい、1日何時間、テストまでに何時間勉強するのか? 講師のメッセージ・・・・・

まずは生徒に考えさせて書かせます。それを講師がチェックして具体的に修正します。

手前のMさんは90点を目標にしておりますが、90点取るためのポイントを講師と綿密に打ち合わせしました!

「自分で考えること」 私が一番重要視していることです。

中学の勉強の中身はさておき、①テストに向けて計画する(PLAN)②勉強する(DO)③見直し・反省する(SEE)ことは社会に出たらすぐに必要なことです。

そんなことも頭の片隅におきながら、生徒たちを指導してまいりたいと存じます。

今日もブログをよんでいただきありがとうございました。

「定義」の重要性

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こんにちは。講師の中村(元)です。

さて、早速ですが質問です。

「『yはxの関数である』の定義を述べよ」
「絶対値の定義を述べよ」
「有理数の定義を述べよ」

これらの質問にどれくらい正確に答えることができるでしょうか。
実はこれらの質問の答えは教科書の該当単元の1番最初に書いてあります。特に前2つは中学1年生の教科書のかなり前の方に書いてあるほど基本的な定義です。

残念ながらこの質問に正確に答えられる学生は少ないです。しかし、答えられなくても数学が得意であったり、好きであったりする学生が多いことも事実です。では、この定義を正確に覚える必要性とはなんなのでしょうか。

サッカーに例えてみましょう。
友達と公園でサッカーをする子ども全員がサッカーのルールを完璧に把握しているでしょうか。答えは否です。場合によっては「手を使ってはいけない」「ボールを相手のゴールに入れる」の2つだけをルールとしている場合もあるでしょう。
「楽しむ」という点にだけ重点をおいて考えれば、これでもなんの問題もないのです。しかし、プロのリーグにあるような高度に戦術的でハイレベルなサッカーを楽しむためにはルールを完璧に把握していることが必要不可欠となってきます。

「定義」の考え方はこの例によく似ています。
厳密な「定義」を知らなくても漠然としたルールと教科書に載っている解法から答えを導き出すことができますし、その上である程度の成績を修めることは可能です。
しかし、それはおもしろくありません。「なぜその解法を使うことで答えを導き出せるのか」と考えたとき、「定義」を知らなければその理由にたどり着くことは不可能です。人間に知的好奇心がある以上、勉強のおもしろさとは物事の本質を探ることだと私は考えています。だとすれば、単に解法をたどった勉強がおもしろいとは考えにくいです。

また、理系高校生には記述解答式の数学が必要不可欠となりますが、この「定義」をあまり意識していないと全く解答として成り立たないことがよくあります。例えば「aは偶数だからa=2nと表せる」と書いてある場合が多いのですが、これは完全に誤答です。なぜならば「n」が定義されていないからです。「aは偶数だからa=2n (nは整数) と表せる」といった書き方を自然とできるような感覚を身につけることは非常に大事です。

大学に入ると「定義」の考え方はさらに複雑になります。複数の「定義」すべき文字や概念が登場するため、「どの順番で定義すべきなのか」「aという実数はなんでもいいのか、それとも固定されているのか」などを、誰が見ても、そのようにしか解釈できないような記述をする能力が必要となります。

将来こういった状況に直面した時に混乱しないように、中学生、高校生の頃から「定義」を重視した学習をしてほしいと考えています。

最後に最初の3つの質問の答えを書いて終わりたいと思います。

「xの値を決めると、yの値がただ1つに定まること」 (誤答:「xの値を決めると、yの値が定まること」)
「数直線上における原点からの距離」 (誤答:「数字や文字からマイナスをとった数」)
「(整数)/(整数(ただし0以外))と表すことができる実数」

塾長監視付の管理演習

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新年度から始めた特別演習制度。黄色のパーテーションに囲まれた一角。

事務仕事+面談に使う塾長席の横にある「6席限定の隔離されたデスク」は、国・社・理の暗記系を中心に2名の生徒が活用しております。

写真は中2生のSくん。自分でテスト範囲の問題をコピーして暗記しております。約2時間強ですが、珍しく(?)集中して勉強できていたので、次回は定着度を確認テストしたいと思います。

5教科の問題集、参考書、デジタル教材、電子辞書、入試問題、過去問、漢検等々、勉強ツールがすべて揃っており、静かに自分のペースで勉強できる場所。さらに塾長の監視+指導付 ^^

通常料金に4320円プラスになりますが月に8回×3時間=24時間利用で1時間あたりで換算するとなんと180円。コピー代・光熱費を考えれば赤字かもしれません(汗)しかし、まずは学習量を確保して学習のリズムを掴むことを目的にこの制度を設けました。 成績云々をいう前に勉強する量(時間)を増やすことが一番大事だと思っております。

「量は質に転化する」                                                                                              保護者様からときどき勉強の仕方を教えてくださいという声をいただきますが、まずは勉強時間がある程度確保できたあとに効率を考える、さらには勉強方法を見直すという流れが一般的だと思います。

今後も保護者様の声を聞きながら、さらに利便性を高めた教室になるべくブラッシュアップしてまいります。

いつもブログを読んでいただきありがとうございます。