雪だるま式

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こんにちは、上熊須です。

夏、暑いですね。暑いので今日は雪だるま式についてお話します。

雪だるま式とは、気が付いたらどんどん積み重なり大きくなるということで、主に借金などが増えていく様子を、雪だるまを作るときの雪玉に例えて表しています。

さて、この雪だるま式ですが、勉強についても同じことが言えます。特にもっとも影響するのが、数学と英語です。

どちらも、今まで出てきたことがら(計算や単語)を用いて次のことがらを覚えているので、もし今までの範囲を完全に理解できていれば、自然に雪玉は大きくなり、次の範囲も理解できるはずです。

逆に言うと、今までのことがらを理解できていないと、雪玉は小さいので、頑張っても雪玉はそんなに大きくならず、あまり理解できないということになります。

夏休みは、みんなが雪玉を転がす足を止める数少ない機会です。この間に涼みつつ、ゆっくり雪玉を転がしていきましょう。

 

 

ハイレベルな当たり前

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こんにちは、中村(宏)です。

今日は反復演習のメリットについて書きたいと思います。

コンピュータの性能を表す要素の1つにメモリというものがあります。メモリはコンピュータが考える為の作業スペースです。例えば、コンピュータに「この作業とこの作業をせよ。」という指示を出すと、コンピュータはその作業を一時的に記憶しながら実行に移します。この一時的に記憶するスペースがメモリです。

人間も複雑な暗算をするときに頭の中で計算の途中結果を一時的に暗記しながら計算しています。人間の脳にもコンピュータのメモリのような役割をする部分があり、この部分はワーキングメモリと呼ばれています。ワーキングメモリが大きい生徒は学校のテストで良い成績をとる傾向があると言われています。このワーキングメモリはトレーニングにより鍛えることはできますが、それには時間がかかります。

出来るだけすぐに生徒の成績を上げるためには、ワーキングメモリを鍛えるという方法ではなく、計算問題や方程式などの基礎の単元に必要とされる容量を小さくすることが大事です。少し難しい表現になりましたが、簡単に言えば基礎問題に慣れることが大事です。誰でもハサミを使うことはできますが、ハサミを初めて使ったときには、この穴に人差し指をもう一方に親指を入れてというように考えながらハサミを使っていたはずです。もちろん、大人になってこんな風に考えながらハサミを使っている人はいません。これが慣れです。

慣れるために必要なことは回数をこなすことです。数学の基礎問題の反復練習をすることで、基礎問題を解くことはハサミで切ることと同じくらい簡単なことになります。慣れた作業は最小限のワーキングメモリしか必要としません。1つ1つの計算に必要とするワーキングメモリを縮小出来たら、ワーキングメモリが大きい生徒と同様に勉強ができるようになります。

計算などの基礎問題を当たり前に解ける能力を基礎力と言えると思います。

好きこそものの上手なれ

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こんにちは。講師の中村元幾です。

勉強を得意になるための方法の1つは「勉強を好きになること」です。
しかし当然ながら元々興味があるもので無い限り、あらゆる勉強を好きになれというのは無茶です。そこで「好きになるためには?」という問題を考えてみましょう。

算数や数学が得意な生徒にはある傾向があります。それは「計算が速い」ということです。
もちろん計算が苦手でも数学が得意な生徒もいればその逆もいます。しかし今考えてほしいことは、得意科目を好きになった「きっかけ」です。
子どもはできるようになれば喜びます。例えばA君とB君が同時期に野球を始めたとして、A君の方がB君よりも体が大きかったとしましょう。様々な要素に左右はされますが、単純に考えれば体が大きいA君の方がいいプレーをすることができます。結果A君の方が楽しくプレーでき、野球を好きになりやすくなり、そしてもっとうまくなろうと努力します。
これを勉強に置き換えてみましょう。A君とB君は小学校の同学年で、A君の方がB君よりも計算が速いとします。A君とB君は小学校の同学年で、A君の方がB君よりも計算が速いとします。小学生の算数は非常に計算の占める割合が大きいですから、A君の方がテストでも速く答案を仕上げることができ、結果見直す時間も増え、テストでいい点を取ることができます。そのため算数を好きになりやすくなり(少なくともB君よりは)、算数の勉強が苦ではなくなる可能性が高くなります。
何かを好きになるきっかけは単純なことが多いです。算数の例で言えば単に「計算が速い」というだけであり、100マスなどといった優秀な学習道具があるのですから、計算が速くなることは算数の勉強よりも簡単です。野球の例では「体が大きい」という先天的な問題を例にしましたが、ようは好きになればいいわけですから、「野球をテレビでよく見る」といったものでもいいのです。これは突然聞いたこともない「野球」というスポーツをやって上達しようするよりもはるかに簡単なことがわかります。
そういったきっかけは子どもが興味を持つものならなんでもいいはずです。理科なら科学関係の、社会なら歴史や地理に関する本やおもちゃはいくらでもあります。その中から1人1人に合うものを見つけ出してあげることが大事なのでしょう。

好きだから得意になる、得意だからもっと好きになる、もっと好きだから・・・といった相乗効果が期待できることも勉強を好きになることによるメリットです。そのために多少苦手でも勉強して一度いい結果を残してみてほしいと思います。いい結果を残せば嬉しいもの、前述では好きになるきっかけを外部に求めましたが、「上手になる」ことも「好きになる」ためのいいきっかけなのです。

夏休み

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本日のブログ担当の菱川です。

さて、テストも終わりいよいよ夏休み!!と思っている人は多いと思います。プールや遊園地など様々なところに行って楽しむことでしょう。しかし、遊んでばかりいるとお母さんに「勉強してるん?」「宿題終わった?」など聞かれるかもしれません。遊ぶことも大切ですが、やはり勉強も大切です。

苦手な分野がある人はその苦手な部分を復習する時間が沢山あります。また、新しい問題に取り組む機会も増えるでしょう。勉強はしっかりとすべきなのは間違いありません。

よし、じゃあ一日勉強だ!

これも違うと思います。勉強と同様に遊ぶことも大切です。つまり、遊びと勉強をうまく両立させていくことが大切だと思います。朝に勉強して午後からは友達と遊ぶというのもありだとおもいます。また、一週間くらい遠出をするから出発するまでは勉強時間を少し増やそうなどということもあると思います。

自分の計画次第で楽しい夏休みになるのか苦しい夏休みになるのか変わってくると思います。

繊細かつ大胆に夏休みを満喫しましょう!

僕もそうします!

p.s 夏休み期間中でも塾はあいているので積極的に活用しましょう!(お盆の期間は除く)

成長とは

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こんにちは、中村(宏)です。

先週は中学校の期末試験が終わり、生徒は夏休みが待ち遠しいようです。

今回のテストでは、成績が伸びた子や現状維持だった子や少しだけ前回より下がった子と結果は様々でした。大幅に点数が下がった子はいなかったので、みんなよく頑張ってくれたと思います。

今日のブログでは、成績の伸び悩みについて書きたいと思います。

成績の伸び悩みですが、これは成績を上げるうえで誰もが経験することなのです。成績の伸び悩みの原因として、①基礎力不足と②勉強法の非効率が挙げられます。①基礎力は普段の間違えなおしを丁寧にしていれば、いつの間にか身に着きます。

重要なことは勉強法を改善することです。これに関しては、人によってすぐできる人と時間がかかる人と差が出ます。勉強法の改善で大事なことは生徒自身がその改善によるメリットに気づくことです。生徒としては「勉強を頑張っている」という自信を持っているので、勉強法が非効率だということをすぐには認めることができません。そのため、「気づき」は少しずつしか成長しません。保護者の方であれば、成績の伸び悩みに不安を持たれると思いますが、この時期は優しく見守ってあげてください。

基礎力を身に着けて、勉強法を改善した生徒は確実に成績が上がります。この境地に至れば、成績は勝手に上がり90点台の点数も難なくとることが出来ます。勉強法の改善ができた生徒は、自分で勉強法を開発できるようになります。中学生でここまでできたら高校生の勉強でも怖いものなしです。

私の中学生の頃の恩師が、「中学生の成長の証は、中学校を卒業したあとに国語や数学などの知識をすべて削除して、そのあとに残るものである。」といっていました。自分で考えて物事に取り組めるという力をつけることこそが成長なのです。

これからも生徒の真の成長にしっかり向き合っていきたいと思います。