センター試験

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本日のブログ担当、菱川です。

さて、今日はセンター試験について書こうと思います。『センター試験』と聞いてもなかなかピンとこない人もいると思います。一つ前の世代でいうと共通一次試験というものです。

簡単にいうと国公立の大学に行くためにはほぼ間違いなく受けなくてはならないテストです。英語、数学、国語、理科、社会(文系は社会二科目、理系は理科二科目)のそれぞれのテストを受け、合計九百点満点の勝負になります。

受験生はこの試験をほぼ全員受けてそこからさらに各大学の個別試験を受けに行きます。当然、センター試験の点数がよければその分周りの受験生より優位な立場から各大学の個別試験を受けることができます。逆もまた然りです。

また、私立大学にもセンターを利用した受験制度もあります。この受験方法はセンター試験の持ち点だけで合否が決まります。倍率はすごい数になりますが、この受験方法を使えばわざわざ本試験を受験しに遠くに行く必要がなかったり、お金もあまりかからないというメリットもあります。

国公立大学だと七割、私立のセンター利用入試だと八割くらいの点数が必要になってきます。

このセンター試験でどれだけ高得点をとれるかどうかが勝負になってきます。それだけ全国の受験生も必至になって点数を取りにいきます。(実際、自分もセンター試験にはすごく力をいれたのを覚えています。周りの講師も同じだと思います。)

将来、この塾からもセンター試験を受ける人が出てくると思うので、その時は是が非でも結果を出せるような指導をしたいと思っています!

数学の勉強と教科書

omikuji

こんにちは。講師の中村(元)です。

さて、数学の新しい単元の勉強を始めるにあたって重要なことはなんでしょうか。それは教科書を「理解する」ことだと考えています。
数学は高度に論理的な学問ですから、話のつながりには必ず「AだからBである」といった因果関係が存在しています。これは簡単な問題を解く際にも出てくる考え方で、難しく考える必要はありません。例えば、「2次方程式が出てきた、だから因数分解をしよう」という考え方は2次方程式を習えばすぐにできるようになるはずです。
まず「数学ができる」とはどういうことでしょうか。
ある問題の仮定をA、導きたい結論をZとします。「AだからB」、「BだからC」、「CだからD」、・・・「YだからZ」が成り立つから「AだからZ」である、という因果関係を導く能力の高さが「数学ができる」ということです。
ではその能力はどうすれば身につくのでしょうか。
「理解する」とは単に「暗記する」こととは異なります。もちろん必要な用語は覚えなければなりませんが、例えば教科書に載っている証明を丸暗記する必要はありません。結論から言うと、教科書に載っている「AだからBである」といった因果関係の意味がわかることが「理解する」ということです。
すなわち、教科書に書かれている「AならばBである」の部分をすべて理解しようとすることから数学の勉強は始めるべきと言えます。問題の解き方を覚えるところから始めるとこの能力がなかなか身につかず、応用問題、ひいては文章問題に対応できない、といった現象が起こります。もちろん解法を覚えることは数学の問題を解く上で大きなウェイトを占めるポイントですので、軽視していいということではなく、「理解する」ことが先に必要だということです。
私も大学受験に向けて数学を勉強を始めるにあたってまず最初にしたことは、高校3年間の教科書をすべて引っ張り出して、その内容を「理解する」ことからでした。すべての教科書の因果関係を「理解した」と思えるようになるまでは問題を一切解かずに読み続けました。
この「理解」と「暗記」の違いは少し難しいと思いますし、実際「暗記する」ことが「理解する」ことにつながるのも確かです。だからこそ勉強する際には「なぜこうなるのか。」「なぜこのような考え方をする必要があるのか。」といった疑問をもっと持ちながら考え、暗記してほしいと思っています。

Beauty Tips(美しくなる秘訣)

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英語担当の大原です。

今日はオードリー・ヘップバーンの美しくなる秘訣という詩の一部を紹介したいと思います。

 

For attractive lips,                                                   魅力的な唇にするために

Speak words of kindness.                  親切なことばを話しなさい。

For lovely eyes,                       すてきな目にするために

Seek out the good in people.                他者の良いところを探しなさい。

For beautiful hair,                       きれいな髪にするために

Let a child run his or her fingers through it once a day. 一日一回、子供たちが指で触れてもそのままにしなさい。

For poise,                           美しい容姿のために

Walk with the knowledge you’ll never walk alone.  決して自分は一人で歩いていないという意識をもって歩きなさい。

 

私自身、この詩はあまり知らなかったのですが、先日塾長に教えていただいた詩です。

この詩を読むとオードリー・ヘップバーンが晩年においてもいかに美しい女性だったかという事が伝わってきます。

この詩には続きがあるので興味がある方は誠心館の入口に誰でも持って帰れるように置いてあるので、是非みなさんも一度読んでみてください^^

コンピュータの限界

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こんにちは。中村(宏)です。

突然ですがここで問題です。

問、生徒からの先日の集団授業に対する要望で一番多かったものはなんでしょうか?

正解は「文章問題の解き方を教えてほしい」という要望です。私の素直な感想をいうと、これはとても難しい要望です。現在のコンピュータの技術でも数学の文章問題を解くことはできないのです。

「なぜ」コンピュータで文章問題が解けないのでしょうか?コンピュータは人間が作り出したルールに従って計算をします。このルールはアルゴリズムと呼ばれます。たとえば、方程式の計算問題の場合は、①右辺にxの項をまとめる②右辺に数字の項をまとめる③両辺をxの係数で割るというルールに従えば誰でも解くことができます。しかし、文章問題の場合はこのルールを作ることができないのです。

それでは文章問題を解くためにはどのようなトレーニングが必要なのでしょうか。文章問題の文章は大きく分けて3種類の情報で作られています。三種類の情報とは①数字(量)②その数字がなにであるか③その数字をどのように計算するかです。料理のレシピに例えると、「砂糖を大さじ2杯加える」という文章では、①大さじ2杯②砂糖を③加えるとなります。数学の文章問題と料理のレシピはともにこの3つの情報でできています。そのため、料理をレシピを見ながらひとりで考えて料理をすることは、3つの情報を使いこなす練習になります。これと同時に、料理などの生の経験はコンピュータの限界を超える能力を身に着ける練習にもなります。

記憶について

002本日のブログを担当する菱川です。

今日は『記憶』について書きます。勉強と記憶とは切っても切り離せない関係にあると思いますが、勉強に関して言えば記憶より暗記と表現した方が適切かもしれません。いずれにせよ覚えたことを思い出すという行為自体に違いはないと思います。(哲学的に言うと全然違うらしいのですが・・・・・・・・)

 

私が記憶≒暗記について重要だと思うことは『時間』と『集中力』のバランスです。時間に関していえば、仮に英単語を50個覚える場合、普通の人でも暗記するのにある程度の時間が必要となります。また併せて集中力も必要であることはいうまでもないでしょう。

この『時間』と『集中力』が大事であることは誰でもわかるものの両立できている人は少ないのが実情です。何故なら、長時間に渡り集中を保つには高い目的意識と実行力が必要なためです。

では効率よく暗記するには、どのように実行すればよいのでしょうか?

私の場合は細切れの時間を有効に使う手法をよく使います。

歯を磨く前に必ず3分間で英単語帳の単語を3つ覚えるといったことなどです。自分で集中できる時間を決めて毎日それを繰り返すということが暗記に関していえば一番大切なことであり、実行しやすい方法であると思います。

センター試験にチャレンジして国公立大学を目指すには限られた時間を有効に使う必要がありますが、中でも暗記は根気がいるものの自分を裏切ることは絶対にないので目標を明確にして日々の暗記に力を入れてほしいと思います。