暗記科目での計算

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こんにちは、森下です。

暗記科目に必ず名前が挙がる社会。
中学校の社会科目には記述する問題がありますが、中でも特徴的なのは地理科目における「時差」問題です。

私が知る限りはこの時差問題は入試やテストで頻出しています。自分自身がちょうど高校受験のときにも入試に時差問題が出てきたことを覚えています。
しかし、この時差問題が解ける生徒はあまり多くありません。暗記科目にある唯一の計算問題を苦手だという生徒も多いです。

色々な生徒に聞いたところ、以下のような点がわかりました。
・緯度が15度あると1時間の時差があることは知っている、覚えている。
・とても単純な問題だと理解でき、自分一人で解くことができる。計算式も作れる。
・午前、午後、日時、すべてを正確に答える問題が苦手で、ここで間違える。
・西経、東経、日付変更線や子午線がごっちゃになっている

このような点が絡み合って、それぞれの生徒がそれぞれ、時差の問題に対して苦手意識を持っていました。
実際に私の目の前で問題を解いてもらうと、しっかりと式を作ることができる子とまず何をどう計算していいかわからない子とそのパターンは様々でした。
こうして多くの問題とハードルを抱えている時差の問題を理解してもらうために、私は必ず「数直線」を利用しています。

時差の中心はイギリスの「ロンドン」、これを数直線の「0」に見立てます。
そして日本は「東経135度」にあるので0よりも右側(もしくはプラス側、と伝えます)に、もし西経にある国なら0よりも左側(マイナス側)に記入をします。
あとは生徒本人が確実に理解しやすいやり方を本人との会話から推察して、教えていきます。
時差の解き方は何パターンかがあるので、生徒によって伝える式の組み立て方は異なってきます。

百聞は一見に如かず。図説をすることによって、理解度は飛躍的にあがるものだと感じています。
個別指導だからこそできることではありますが、この数直線を用いた形で「できるようになった」と教えてくれる生徒もいてくれて、嬉しい限りです。

テストの点

DSC03199こんばんは、上熊須です。

みなさん中間試験が終わったと思いますが、どうでしたか?自分なりにできた、できなかったはあると思います。ですが、例えどんな結果であろうと、絶対に点数について考えすぎないでください。

試験の結果は返ってくるまでわかりません。できた、と思っていてもミスがあったり、逆に答えは出てなくても部分点はしっかりもらえてたなんてこともあります。それよりも、今はしっかり休んで、返ってきたテストに対して全力で復習できるように力を蓄えましょう。

テストが返って来た時、初めて点数がわかるわけですが、その時にやるべきのは点数に一喜一憂するよりも、必ず間違えた部分の見直しをすることです。

テストは、生徒がどれだけ理解しているかを判別するためのものなので、生徒も意識して見直しをすればどこが理解できていないかはわかります。テストの点を気にするよりもこの復習をするほうが何倍も将来のためになります。

テストの点を意識しすぎて良いことは全くありません。これは生徒にも親にもあてはまります。テストは今までの勉強を理解するためのものであって、内容も見ずに数字だけ見て比べるようなことはすべきではないと思います。

途中式の書き方(精神論編)

DSC03142こんにちは。中村(宏)です。

今日は数学の途中式について書こうと思います。

数学の複雑な計算問題でミスをする原因のほとんどは途中式を省くことにあります。そのため計算問題では途中式を書くことで計算ミスの大部分をなくすことができます。また、計算ミスをしてしまった場合でも途中式をみることでなぜ計算ミスをしてしまったかということを分析することができます。これらの2つは一般的に主張されている計算式のメリットです。今日のブログではこれらと違った途中式のメリットを紹介します。

夏休みの宿題の読書感想文で締め切りギリギリまで手がつかなかったけれど、いざ書き始めてみるとスムーズに書けたという経験はないでしょうか。読書感想文は最初の段落を書いてしまうと、「読書感想文は難しい」という先入観が薄れて、その後の文が簡単に思いつくものなのです。実は、これと同じ現象は数学の問題でもよく起きています。数学の証明問題などで解けない人の多くが白紙解答のまま解けないと白旗を挙げています。

テストなどで難しい問題が出た場合、完答を目標とせずにまず書けるところまで書いてみることが大事です。まず書くことで問題に対する難しいという先入観が薄れます。また、途中式を書く場合は中途半端に書かずに1行1行を確実に書くことで、問題の糸口をつかめることもあります。

言語を学ぶ

DSC03157こんにちは、講師の菱川です。

9月の上旬から下旬までの約1か月の間ベトナムに語学留学に行っていました。塾長と他の塾講師には負担を増やしてしまうことになったのですが、快く承諾してもらいました。ありがとうございました。

さて、ベトナムに約1か月滞在したわけなのですが、帰国して一番初めに思ったことはやはり日本は本当にいい国だということです。 そして、次に感じたのが語学力の向上です。もちろん、1か月やそこら滞在したくらいでは飛躍的な進歩を望むことは難しいです。しかし、ほんの少しではありますが、出国する前よりもベトナム語を話せて聞けるようになれたと思います。

ベトナム語は大学に入学してからはじめて学習しはじめました。中学校から英語の学習がはじまるのと同じ状況です。やはり、大学で勉強するほうが専門性が高いことは間違いないですが、言語を学ぶという意味では同じだと思います。言語を学ぶ上で大切なのはその言語に触れる時間を長くすることだ と大学の教授が言っていました。留学は不可能でも学習する言語に長く触れることはできると思います。例えば、英語であれば毎日単語を書いたり、教科書を読むなどできることが沢山あると思います。

言語を学ぶ最初の段階では、なかなか理解できず、すぐに諦めたくなると思います。中学生、特に中学一年生が英語がわからないから面白くないというのもわかります。しかし、それは最初の段階にいるからであって諦めずに勉を続ければ必ず成果がでます。

長々と書いてしまいましたが、つまりは諦めず勉強を続けていこうということです。やればできる「継続は力なり」です。

 

計算能力の大切さ

DSC03120講師の宮本です。今回は数学のもっとも基礎にあたる、計算能力についてお話しさせてもらいます。

ご存知の通り我が誠心館では百マス計算を取り入れて積極的に生徒へ勧めています。これは生徒に記録を競わせることでより学習に意欲を向けさせる役割もありますし、何より重要なのは中学以降の数学の学習において、「計算が難しい」という理由で躓くことを防ぐためです。

中学校に入った後で計算問題をしっかり行うことは難しいです。並行して図形の問題や証明の導き方も学ばなくてはいけないからです。ですから、計算能力は小学校で大方身に着けてしまうこと。しかし、中学生でも十分な計算能力を有していない子は多いです。そのような子は、百マス計算の様な、数学の授業に関係のない、かつ楽しんで勉強できるツールを使うことがベストです。

私は計算能力を通学中に身に着けました。というのも、私の計算の練習方法は走っている車のナンバープレートを四則演算することでした。足し算引き算、あるいは掛け算。計算上達の機会は、日常生活に転がっています。