講師の仕事

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8月から誠心館で講師をさせていただいている丸野です。

今回は最初なので塾講師としての感想を書きたいと思います。

まず誠心館に来て最初に思ったのはアットホームな学習塾だということです。

小学生から高校生までの生徒を講師として個別に教えておりますが、生徒全員に共通していえることは、とても素直であり私の説明をしっかり聞いてくれるところが有難く感じております。

そして授業をしている時に生徒たちが「わかった!」と笑顔で喜ぶ姿をみると講師の仕事は楽しいなぁと毎回思います。

小学校、中学校、高校ではテストの難易度も範囲も全然違いますが、塾講師はとてもやりがいのある仕事なので熱意をもって生徒たちを指導していきたいと思います。

教科書を使った勉強法(数学)

DSC03133 こんにちは、中村(宏)です。

今日は教科書を使った数学の勉強法について書きます。

教科書には学習内容が導入→例題(解答例)→演習問題→次の内容の導入→・・・の順で載っています。教科書を使って勉強するときは、例題を見ながら演習問題を解くという流れで勉強をしている人が多いと思います。だれでもやっているこの普通の勉強法を少し工夫するだけで勉強を効率化できます。今日のブログではその方法を紹介したいと思います。

前述の勉強法では例題と演習問題しか使っていません。この勉強法のデメリットは演習が作業になってしまうことです。勉強が作業化してしまうと応用力が身に付きにくくなります。料理を例に挙げて、作業化とは何かを考えてみましょう。レシピを見て料理作りをするとこれまでに食べたことのない料理を作ることができますが、酸味を増やしたり塩気を増やしたりするようなアレンジはできません。逆に、得意料理を作る場合は、料理の一つ一つの手順が料理にどのように影響するかということが想像でき、アレンジを加えることもできます。一つ一つの手順の意味を理解することで手順の作業化は避けることができ、応用ができるようになります。また、カレーを作るときに誰もレシピを見ないように、作業化されていない手順は記憶に残りやすくなります。

勉強で作業化を避けるためにはどうしたらよいでしょうか。先ほどの料理の例と同様で、作業化を避けるためには一つ一つの手順の意味を理解することです。そのためには、演習が終わった時にすぐに次の問題に進まず、その問題の一つ一つの手順を見直してそれぞれの意味を考えることです。手順の意味を考えるときには各単元のはじめにある導入の部分が役に立ちます。

テスト後の見直し

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こんにちは、講師の宮本です。

今日は「テスト後の見直し」についてお話したいと思います。

学習した知識を定着させる上で、実はテストでいい点を取ることよりも大切なのがテスト後に間違えた箇所を見直して理解すること。言うなればテストの点数はただの理解度のバロメーターであって、返ってきた答案の間違い直しこそが重要な作業なのです。

テストというものは実に練られて作られています。将来の進学のための試験や純粋に一般常識が身に付いているかということを確認するために学校の先生方が考えに考えて作成したものです。だからテストとはとても優れた教材でもあります。ので、これを決まった時間で真剣に解く、その後で誤答した部分を見直して理解する。これをやるかやらないかで成績は目に見えて違ってくるでしょう。

テスト後は気が抜けて勉強なんかしたくない! というのが人情ですが、「見直しするまでがテスト」ということで試験期間が終わった後ももう少しだけ机に着いてみませんか?

百マス計算

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こんにちは、森下です。

最近、教室では小学生も中学生もあることに熱中している子が増えているように思います。
それは「百マス計算」です。

教室では授業前に行う子や、休憩の合間に行う子が多くいます。
中には自分が教室で一番早くなろう、と何度も挑戦しては、徐々にタイムを早くしている生徒さんもいます。

百マス計算と一言といっても、縦方向にずっと計算し続けるもの、あるいは横方向にずっと計算し続けるもの、またはランダムに表示されたマスを計算するものとそのバリエーションは様々です。
ランダムでの計算になると次に来るマスが全く予想ができず、その場でその場で計算力が試される形になります。

計算力は、問題を解く上で非常に大切になってきます。
問題を早く解こうとなると問題への理解も重要になりますが、それと並行して計算のスピードも大切だと私は常々感じています。
問題自体が理解できても、計算ができない、式がわからないとなるとやはり、得点には繋がりませんし、「わからない」「早く解けない」という事実がやる気すら奪ってしまうように感じられます。
もちろん、速さだけでなく正確さも必要なものです。

百マス計算のタイムが上がってくると同時に、授業での問題への取り組み方も変わってきているように思います。
教室で行っている「百マス計算」はこうした正確さ、スピードを培ってくれ、意欲を培ってくれるように最近、感じるようになりました。

消しゴムを使わない勉強

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こんにちは。講師の中村元幾です。
今回は勉強する際の必需品である消しゴムについて書きたいと思います。

さて、皆さんが勉強に際して消しゴムを使うのはどんな時でしょうか。
いろいろあると思いますが、書き間違えた時、間違った答えを消す時が最も多いでしょう。もちろん、消しゴムを一切使わないなんてことは滅多にないでしょうが、消しゴムは使わないに越したことはありません。

これは「書き間違いを減らす」という意味も当然含むのですが、私が最も実践してほしいことは「間違った回答を消さない」ということです。まったくわからない問題ならともかく、解凍を間違ったということは「回答に至るまでの道筋に誤った理解があった」ということです。つまり、この場合「正しい回答を知る」ことよりも「正しい回答と自分が間違った回答の違いを知る」ことが重要となります。これは間違った回答を残しておくべきということにつながります。
後からノートや問題集を見て自分が何をどう間違ったか、ということをわかるようにしておくことは非常に大事ですし、勉強の効率という面でも大切だと思います。このことがわかれば自然と同じ問題を間違うことも減っていくはずです。

この考え方はテストの時も有用で、もちろん解答欄に間違った回答を記入すれば消すしかありませんが、計算やメモに関しては消してしまう焦りや同じ間違いが生まれます。なので横に二重線を引くなどして見えるところで消せば、時間も短縮できて一石二鳥でしょう。

消しゴムはとても有用な道具ですが、あくまで一番の目標は学力の向上です。そのことを考えて筆記用具をうまく使うことも勉強の重要なポイントの一つでしょう。